ミナミヌマエビとヤマトヌマエビの違い
水槽のお掃除屋さんとしてエビを飼いたい場合ミナミヌマエビかヤマトヌマエビかの
どちらを飼うか迷うと思います。そこでミナミヌマエビとヤマトヌマエビの違いを
書きたいと思います。
- 値段と大きさの違い
- コケを食べる量の違い
- 水草を食べてしまうヤマトヌマエビ
- 繁殖の仕方の違い
- 寿命の違い
- 入れる水槽で飼っている魚の違い
- 飼う目的の違い
- ミナミヌマエビを繁殖目的で飼う場合の注意点
- ヤマトヌマエビをお掃除目的で飼う場合の注意点
- 個人的なおススメ
値段と大きさの違い
ミナミヌマエビは成長して2cmで1匹50~100円くらいです。
ヤマトヌマエビは成長して6cmで1匹200円くらいです。
値段だけを見るとミナミヌマエビの方が良い気がしますが大きさを見ると
ヤマトヌマエビの方が良い気もしますよね。
コケを食べてくれる量の違い
大きさを見ればわかる通りヤマトヌマエビの方が圧倒的にコケを食べてくれます。
ヤマトヌマエビ1匹でミナミヌマエビ3匹分はコケを食べてくれます。食べるコケに
種類はあまり変わりません。これを見るとヤマトヌマエビの方がコスパが良いですよね。しかし、沢山食べコケを取る能力が高いために起こる問題もあります。
ミナミヌマエビは水草を食べることはないです。しかしヤマトヌマエビはコケを食べずに柔らかい水草を食べてしまうことがあります。ヤマトヌマエビはコケを取る能力が
優れている反面ミナミヌマエビではむしれない柔らかい水草を食べてします。また、
ヤマトヌマエビはミナミヌマエビよりも食べる量が多いので水草を食べつくしてしまいます。特にブリクサなどは食べられることが多いです。
繁殖の仕方の違い
ミナミヌマエビは淡水のみで繁殖させるさせるので誰でも簡単にできます。しかし、
ヤマトヌマエビは汽水を使う必要があり、水槽内で繁殖させることは不可能です。
また、ヤマトヌマエビはエビではなくゾエアというプランクトンの状態で産まれてきます。そのため汽水を用意できても大きくするのは誰でもできるわけではありません。
それなら繁殖が簡単にできるミナミヌマエビの方がコスパが良いと思うかもしれませんがそうではない。
寿命の違い
ミナミヌマエビは繁殖は簡単だが寿命は1~2 年しかありません。
しかし、ヤマトヌマエビは繁殖が難しい代わりに寿命が10年あります。
また、ミナミヌマエビも他の魚との混泳だと稚エビが魚に食べられてしまい大人になれる数は思っている以上に繁殖できない場合が多いです。
また、ミナミヌマエビは成長しても小さいため大人も混泳している魚に食べられてしまう、ということが多いです。
入れる水槽で飼ってる魚の違い
ミナミヌマエビは成長しても2cmと小さいので少し大きい魚だと食べられてしまいます。特にカジカみたいに口が大きい魚がいたらすぐに食べられてしまいます。
しかし、ヤマトヌマエビは成長したら6cmあるため魚に食べられてしまうことが少ないです。
飼う目的の違い
ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビのどちらにもメリット、デメリットがあります。そのため、飼う目的によって使い分けることが大切です。
水槽のお掃除目的の場合だったらヤマトヌマエビが圧倒的に良いです。コケを取る能力
、コケを食べる量どちらもヤマトヌマエビの方が優れています。
繁殖目的の場合はミナミヌマエビが良いです。先ほども書いたようにミナミヌマエビだったら水槽内で誰でも簡単に繁殖をさせることができます。ヤマトヌマエビだと
汽水を使わないと繁殖はできません。
ミナミヌマエビを繁殖目的で飼うときの注意点
先ほども書いたようにミナミヌマエビを混泳させながら繁殖させることは思ってる以上に上手くいかないことの方が多いです。混泳でも抱卵までは見ることはできますが
稚エビが育っていく過程は見れないでしょう。なぜなら、稚エビが混泳してる魚に食べられてしまう可能性が高いからです。メダカだから大丈夫とかはなく大体の魚は稚エビを食べてしまいます。なので水槽のお掃除屋さんと繁殖の両立は難しいと考えた方が
良いです。
繁殖をさせたいのならミナミヌマエビだけを飼うというのが良いです。これなら沢山、繁殖してくれるので見ていて楽しいです。
ヤマトヌマエビをお掃除目的で飼うときの注意点
先ほども書いたようにヤマトヌマエビは水草を食べてしまうことがあります。なので
水槽内に入れる水草の種類を考えておいたがいいです。下手をすると飼ってきた水草が
全滅することもあるので水草を飼うときはヤマトヌマエビが食べないか確認してから
入れるようにしましょう。また、ヤマトヌマエビは飢餓状態になると混泳している魚の卵を食べてしまうことがあります。なのでヤマトヌマエビが飢餓状態にならないようにエサを与える必要があります。また、弱っているメダカを襲うこともあるそうなので
食べられないように注意しないといけません。